卒団生インタビューVol.1:倉内晴久さん
先日行われた、第100回全国高校サッカー選手権予選 優勝校 滝川第二高でチームに勝利を導いた倉内選手。ゲキサカなど数々のメディアに掲載され、活躍振りを知る人は多いはず。公式戦での出場経験がほぼない状態からここまで成長し、チームの優勝に貢献しました。そんな倉内選手にS.C.インテルナシオナルジャパンで学んだことやチームの魅力について伺いました。
滝川第二高等学校
MF 倉内 晴久(Kurauchi Haruku)
<経歴>
明石少年フットボールクラブ
S.C.インテルナシオナルジャパン(キャプテン)
滝川第二高等学校
<実績>
第100回全国高校サッカー選手権予選 優勝
S.C.インテルナシオナルジャパンを選んだ理由とは?
倉内選手:
元々S.C.インテルナシオナルジャパンのスクール生だったこともあり、このチーム以外の選択肢がありませんでした。
またスクール生だと中学生の練習風景も見るのですが、その時に「すごく厳しそう・・・」と思いました。小学生の時はゆるいチームだったため、敢えて厳しいチームに行きたいと思いこのチームを選びました。
◾️ 厳しいと思いつつ、それでも行きたいと思った理由はなんでしょう?
倉内選手:
厳しさ以上に監督やコーチの熱量をすごく感じましたね。だから入りたいと思ったのだと思います。
本気で上手くなりたいから「ここでやりたいな」と。
キツいのは、最初から知っていたので覚悟がでました。
今回の試合でチームの勝利を導いたと言うことですが、S.C.インテルナシオナルジャパンで学んだこととは?
倉内選手:
滝川第二高に入り、全く試合に出場することができませんでした。自分よりも上手い人ばかりが集うチームなので当たり前です。
でも僕は、S.C.インテルナシオナルジャパンで学んだ運動量や守備でしっかりハードワークするというのを3年間学んできたため、「そこだけは絶対に負けない」と強い気持ちでいられたのです。「たとえ、技術で負けてもここだけは負けたらダメ」だと思い、めげずにやり続けることができました。
監督が変わったことで、この部分を高く評価してもらいました。
下手だとしても運動量があることでトップチームにあげてもらい、自ずと技術も向上しました。
「運動量や守備は、誰もりもハードワークする」をあの時、教えてもらえていなかったら今の自分はいないと思っています。
◾️ そんなに他のチームとは運動量が違うものですか?
倉内選手:
はい、運動量はS.C.インテルナシオナルジャパンがどのチームよりもあります。
当時は、きつくて嫌だったんですけどね(笑)。
でも、絶対やったほうが自分のためになります。
◾️ なるほど。先ほど全く試合に出場経験がなかったと仰っていましたが、結構メンタル面などでキツいと思うこともあったかと思います。サッカーを辞めたいと思ったことはあったのでしょうか?
倉内選手:
辞めたいと思ったことは、一度もありません。ただキツいと思ったことはあります。
正直に伝えると・・・中学生の時のほうが本当にしんどかったです。
「これよりキツい経験ってしないだろうな」と思っています。
インテル選手の練習を見守る倉内選手
倉内選手から見て、S.C.インテルナシオナルジャパンの良さとは?
倉内選手:
ここでサッカーの基本や守備の仕方について教えてもらえたため、高校に入ってから全く困らなかったです。
学んだことが活かせるのも、このチームに入団して良かったと感じます。
S.C.インテルナシオナルジャパンの魅力を3つ伝えるなら?
倉内選手:
1、人として成長できる
例えば、厳しいと妥協したくなったり、辞めたいと思うことがありますがそれを「どれだけ乗り切れるか」が大切です。並大抵の気持ちではやれないので、精神的に成長できます。
2、サッカーの基本を教えてもらえる
サッカーとは、どういうものかを高いレベルで知ることができます。
3、志の高い仲間ができる
厳しい分、チームメイトと一致団結し助け合いながら取り組まないといけません。同じ目標を持ち、一生続くような志の高い仲間ができるのもこのチームの魅力です。
僕もどれだけ辛いことがあっても、チームメイトだけはいつも助けてくれていました。
S.C.インテルナシオナルジャパンに入団する前と後での変化は?
倉内選手:
サッカーのプレイスタイルや意識面、人としても変わったと実感しています。
小学生の時は周りが弱かったため、自分が強いと勘違いしていました。しかしこのチームに入ると兵庫県のトップレベルの人達と練習することが多くなり、自分の下手さに気づくことができました。
そこからサッカーに対する取り組み方が変わったと思います。
また運動量やセカンドボールを拾ったりと言った、守備の変化も感じます。
元々守備は得意ではなかったのですがS.C.インテルナシオナルジャパンで練習を重ねることで得意に変わり、今回の結果に現れたのだと思います。
プレイスタイルはここで学べて良かったです。
◾️ playスタイル以外にも感じることはありますか?
倉内選手:
人としての成長も感じます。具体的には、元々自分から何かを伝えることが苦手でした。
しかしそれが発進できるようになったことが本当に大きいです。
S.C.インテルナシオナルジャパンの時はキャプテンをさせてもらったのですが、自分が主体的に動かないとチーム自体が動かない。僕らの時は、個性が強い選手ばかりだったので本当にまとめることが大変だったのです。しかし「ここをどれだけ自分がまとめられるか」をよく考えていました。
僕のポジション上、チームを動かすのに一番発進しないといけない立場です。自分が発進しないと自分だけでなくチーム全員がしんどくなります。自分からどんどん発進していくことを日々積み重ねることで、段々できるようになったと感じます。
全国大会の目標は? それでは、次の全国大会に向けて目標を教えてください。
倉内選手:
大会に向けて調整できる期間があるため、自分の持ち味である運動量やハードワークは継続します。後は試合中、パスを引っ掛ける場面が多かったので僕のポジション上、ミスが許されないことから徹底して見直していこうと思っています。
若原さん(インテル代表)から試合後に電話でアドバイスをいただいたことですが、「もっと僕のところでパスコースを消したり、自分が取り切りそこから続けるシーンがあまりなくて・・・そこを強化しないといけない」と。
僕自身も後から見返した際、強化する必要があると思ったのでその部分もっとを高めていきたいです。
目指すは、頂点です!
倉内選手の将来の目標は?
倉内選手:
半年くらい前までは、サッカーがうまくいかないと悩み大学では辞めようと思っていました。
しかし試合に出場できない悔しい経験や出場できた時の嬉しい気持ちは、サッカーでないと感じることができません。大学でも続けようと思っています。
まだまだ長い人生、サッカーをできるところまで関わっていきたいです。
最後に現在頑張っているS.C.インテルナシオナルジャパンの選手に対してひとこと!
倉内選手:
僕も現役時代は、キツくて辞めたいと思ったことが何度もありますが絶対ここで続けられてたら必ず良いことがあります。
だから是非、続けてみてください!
卒団して言えることですが、間違いなくこのチームに入って本当に良かったと思っています。
仮に自分が小学生6年生に戻りいろんなチームを選べる立場になったとしても、このチームを選んでるなと思うくらい良いチームです。
自信をもって取り組んでみてください。
若原さん(インテル代表)は厳しいですが、あれだけ厳しくしてくれたから今の自分がいます。
倉内選手、ありがとうございました!
スタッフ一同、これからのご活躍楽しみにしております。